5月16日(木)、創立記念式典及び講演会が行われました。
本校は、明治43年(1910年)に、「嘉穂郡立技芸女学校」として開校しました。
その後、「福岡県立嘉穂高等女学校」として県立へ移管され、昭和23年(1948年)の学制改革によって「福岡県立嘉穂女子高等学校」となり、翌昭和24年(1949年)に
男女共学制の第一回入学式を行い、現在の「福岡県立嘉穂東高等学校」に改称され、現在に至っています。
校長式辞
校長式辞では、「創立以来109年を経て、卒業生は3万名を超え、各界各層で活躍しています。また、卒業生相互の交流や後輩への支援のための同窓会活動も、地元はもちろんのこと全国各地で活発に展開されております。先輩方は、一生懸命に母校の応援、後輩の応援をしてくださり、母校の発展や後輩である皆さんの頑張りは先輩方の励みにもなっています。
学校というものは、生徒、保護者、教員だけでなく、さまざまな方々の応援や支えによって成長していく、成果をあげていくものであることをお互いに理解していきたいと思います。生徒の頑張りや学校の発展は、学校内外のさまざまな方々の喜びや励みになるものであるとも感じております。」と述べられました。
同窓会会長あいさつ
講師講演
講演では、浄善寺の住職で、飯塚美術協会会長である原田敏規様(高校23回生)に
「無財の七施」という演題でお話をいただきました。「人が死ぬ時の財産は、その人が
生前集めたものではなく人に与えたものである」という話から、① 和顔施 ② 愛語施
③ 心慮施 ④ 慈眼施 ⑤ 捨身施 ⑥ 房舎施 ⑦ 床座施という「七施」について述べられました。さらに、「布施」とは「してやった」と思うものではなく、「することができてよかった」と感謝するものだともおっしゃいました。最後に、「あなたに会えてよかったと思われる人を志してください」という言葉で締めくくられ、大変印象に残る講演となりました。
生徒会長謝辞 |