創立100周年記念式典

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創立100周年記念講演

最終更新日 [2010年12月22日]  

 

 創立100周年記念式典後、創立100周年記念講演がおこなわれました。

 

 講師は、アサヒビール株式会社代表取締役会長兼CEO荻田伍(おぎたひとし)氏です。

 

 荻田氏は、嘉穂東高校を昭和35年3月に卒業された第12期生の大先輩です。「世界へ羽ばたく君たちへ」という演題で、様々なメッセージを後輩である生徒たちに伝えてくださいました。

 

 

 

 


 

 荻田氏は、まずはじめに「私は未成年者に話をしたことがないから緊張しています。ビール会社だからお酒の話は得意だけど、君たちにするわけにはいかないから・・・」と笑いを誘い、和やかな雰囲気で始まりました。

 

 高校時代は柔道部に所属しており、当時、学校には道場がなく町の道場に通って練習をしていたそうです。当時の柔道部はあまり強くなく、”打倒嘉穂高校”を目指して練習していたそうで、「ライバルの存在は大切」といわれていました。

 

 また、高校時代の3年間は本当に貴重な時期で、特に友人を作ることの大切さを強調されました。「地位・役職など関係なく付き合える友人は高校時代にしか得られない」といわれました。

 

 

 

 アサヒビール入社後は、宣伝部・本社勤務の後、34年間にわたり営業の第一線で戦ってきました。その経験の中から、2つのことを生徒に伝えてくださいました。

 

 まず1つ目は、「プラス思考」です。1980年代にスーパードライがヒットするまで、アサヒビールは売上が伸びず、荻田さんは厳しい環境の中で営業をしていたということです。なかなか結果がでない中で、ある人から「売れると思って行っているか?」と問われ、そうでないことに気づいたそうです。それ以降、「少しでもビールを売ってやろう!!」という気持ちで臨むようになると、自然と考えて行動するようになり、成績が上がっていったということでした。

 

 2つ目は、「目の前の仕事をしっかりとするしかない」ということです。サラリーマンは、仕事を選べない。だから好きな仕事が目の前に来ることはほとんどない。しかし、仕事をこなさないと人には認められないし、たとえ「はがきの宛名書きでも、コピー取りでも、考えてやれば必ず役に立つ」と言われました。

 

 この後も、今後の世界の行方、アサヒビールが求める社員像、命の大切さ、ピアニスト辻井伸行氏のお母さんの話、日本の若者の人生観・職業観の話など、多方面の話題を独自の視点をもってお話いただきました。

 

 講演の最後には、「嘉穂東高校の卒業生は、様々な分野でがんばっている。生徒の皆さんには、日本だけでなく世界に飛び出して、『嘉穂東高校ここにあり』という意気を示してもらいたい!」と、力強く後輩たちに檄を飛ばしてくださいました。

 

アサヒビール(株)代表取締役会長兼CEO 荻田伍氏

 

 

 

 講演後は、生徒お礼の言葉、花束贈呈、応援団によるエールを行い、講演会は終了しました。

 

 荻田先輩、本当にありがとうございました。

 

 

生徒お礼の言葉

生徒会副会長 大里真代(2年3組)

 

 

花 束 贈 呈

生徒会書記 石川佳里(2年4組)

 

 

応援団によるエール

嘉穂東高等学校応援団

 

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